スマブラ屋オフ in 喫茶マウンテン2012
〜Daymare and NightMare〜
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今年のマウンテンも、11時という、
昼食にはやや早い時間帯であるにも関わらず、
結構な込み具合ではあるのですが、
それでも数分待つだけで席に案内されるのです。
スマ屋住人は日頃の行いが良い人ばかりなのでしょう。

今回のYAMAは9人というそこそこ多めの人数であったので、
まずテーブルの分割から行われました。
3テーブル×3人という体制に移行し、
各テーブルで注文を取る事となりました。
私のテーブルは、初参加のRealizedさんと4度目の威風さん、
というメンバーになりました。
他のテーブルは、
主催者のローリーさん、3度目のツブテさん、2度目の夏月さん
というグループと、
3度目のマサリオさん、2度目のkazuさん、3度目のひろにいさん、
というグループになりました(参戦回数は全て推定)。

私のテーブルでは、思い切ってアグレッシブなメニューを攻めるか、
夜の部を見据えて手堅いメニューを行くかという選択において、
名称からメニューを推察できないという意味である程度攻めつつ、
かつ甘口のように凶悪度が高すぎないようなメニューを選ぶという、
攻防一体となった作戦を展開する事になりました。
私は「スパイス合衆国」なるメニュー、
威風さんは「バンビーニ」と、「マエストロ(激辛)」なるメニュー、
Realizedさんは「グロセージャ」味の氷を注文することにしました。

スパイス合衆国、United States of Spice(略称USS)。
この名称から、恐らく辛い系のメニューである事は推察されるのですが、
喫茶マウンテンの事なので、どのようにして眼前に降臨するのか
全く想像がつきません。
期待と不安が入り交じる中、まず威風さんの注文した、
「バンビーニ」と「マエストロ(激辛)」が到着。

右の禍々しさが光る
▲バンビーニ(左)とマエストロ(右)

「謎の儀式が行われている」(参加者談)
▲マエストロのアップ

「バンビーニ」は、わりと普通(といってもデザートとしては常識外の量)
だったのですが、もう片方の「マエストロ」は、
巨匠という名前に恥じないような、
大きめのパンケーキハンバーガーと、
その上に塗りたくられた赤い激辛ソース、
そして、上に突き刺さった唐辛子という、
見た目があまりにラディカルな一品であったため、
各参加者から驚愕と感嘆の入り交じった声とシャッターが浴びせられていました。
私は「巨匠繋がりでカラヤンだけに激辛なんでしょうかね」
みたいなことをコメントしました。

この「マエストロ」ショック冷めやらぬ中、Realizedさんの
「グロセージャ氷」が到着。

やはり常軌を逸した量だ
▲グロセージャ氷(とRealizedさん)

何度も見慣れているアホみたいな量のかき氷ですが、
やはり実際に実物が目の前にやってくると、些か引いてしまう量ではあります。
初登山のRealizedさんはまさに衝撃を受けておられるようでした。

そして立て続けに私の「スパイス合衆国」が到着。

見た目は普通(?)
▲スパイス合衆国

見た目や香りはカレーっぽいのですが、写真の右上部に溜まっている、
謎の透明な高粘度の液体が気に掛かりました。
仮にこの液体が油であった場合、
非常に困難な登山が予想されたのですが、
一口食べてみた所、どうやら真ん中に割られている卵の卵白であったらしく、
ほっと胸を撫で下ろしながら本体を攻めにかかります。
味としては、かなり辛口のカレーをご飯にグチャグチャに混ぜた物、
という感じの一品で、辛い物がわりと好きな私は、
普通に食べれる一品でありました。
しかしながら、スパイス合衆国というだけあり、
食べ進めるにつれて、恐らくスパイスの刺激と熱によって、
胃の中が次第に熱くなっていく感覚に襲われるのです。
それに伴い、体中から汗が噴き出してくるので、
必死になって扇子を扇ぎながら食べ進めていくのですが、
正面ではRealizedさんが大量の氷を前に、
全身を震わせながら食べ進めており、
一つのテーブル内で火山と氷山が同居する状態になるという、
極めて不可思議な光景が展開されていました。
またその一方で威風さんは、マエストロの激辛によって味覚を失われつつも、
バンビーニの中にある不可思議な味の氷を食べすすめ、
まるでカービィ64のアイス+バーニングミックスのごとく、
両極端な2つのメニューを食べ進めていくのです。

ここで他のテーブルの様子を見ると、
ローリーさんは甘口キウイスパ、ツブテさんはバジルピラフを軽快に食べ進めており、
夏月さんは「黒いチャーハン」なる、視覚的には非常にインパクトの強いメニューを
食べ進めており、黒いチャーハンの中にある味のないマカロニ
(私は最初タニシかと思いました)に苦戦されておられるようでした。

何味だったんだろう。イカスミ?
▲黒いチャーハン。こうして見るとちょっとグロい。

もう一つのテーブルでは、
マサリオさんがしるこスパ(沸騰しているように見受けられました)、
ひろにいさんが「コスモセット」なる、
和風汁スパ(推定)+ご飯+卵という、
栄養成分表で言えば黄色のグラフが突き抜けているようなメニューを、
kazuさんはローリーさんと同じキウイスパを食べ進めていました。

ヘヴィーすぎる料理群
▲しるこスパ(左上)キウイスパ(右上)コスモセット(右下)

このテーブルの、マサリオさんとひろにいさんの食べっぷりが驚異的であり、
(特にひろにいさんは、メニューがコスモだけに、
俺の胃袋は宇宙だ、という、伝説のセリフを彷彿とさせる食べっぷりでした)
周囲から山の神が降臨したと畏怖の念をもって賞賛されていました。
柏原や今井でも、恐らくこのメニューを完食する事は難しいでしょう。

終盤になると、私のテーブルでは、Realizedさんは完全に氷に体温を奪われ、
かつての私のように全身ガタガタになりながらも、
すっかり溶けきって丼一杯になった氷ジュースを飲み干し単独登頂成功となりました。
威風さんは、マエストロの辛口ソースに加え、
無駄に巨大なハンバーグに苦戦されておられるようでしたが、
細切れにして食すという戦法で撃破に成功、
もう一つのバンビーナも、溶けてジョッキに残った液体を飲み干し、
こちらも登頂達成となりました。
どうでもいいですが、あんなデカいジョッキどこに売ってるんでしょうか。
私は私で、比較的容易なメニューであったため、
(腹の中が謎の高熱で満たされていましたが)登頂に成功しました。

結果として、全テーブル登頂成功という、非常に良い結果になり、
(全員多少のダメージは受けつつも)夜の部へ向けた
内蔵メンテナンスのためにカラオケへと繰り出すのです。

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