The Velvet Underground 1965年結成、73年に解散。 この活動期間のうち、実働はわずか4年間であったが、 実験的なサウンドと美しいサウンドが同居した、 非常に芸術性と完成度の高いアルバムを発表し、 後の様々なアーティストに絶大な影響を及ぼしたロックバンド。The Velvet Underground and Nico A- White Light/White Heat C+ The Velvet Underground B Loaded B+ The Velvet Underground and Nico A- [総評] [ピックアップ]
I'm Waiting for the Man
Femme Fatale
Heroin White Light/White Heat C+ [総評]1968年。アンディ・ウォーホルがプロデュースから降り、 メンバー主導でのアルバム制作が行われた。 前作で見られた実験性、前衛性をとことん突き進めたアルバムで、 アルバムの大部分をギターノイズが支配するアルバムとなっている。 後のパンクロックや、インダストリアル系、シューゲイズ系など、 様々なロックシーンにつながる影響力を持ったアルバム。 このアルバムのハイライトは「Sister Ray」で、 即興演奏を基にしたギターサウンドが17分半に渡って奏でられている。 シンプルかつハードな曲調で後のパンクに影響を与えた表題曲「White Light/White Heat」を始め、 その他の曲も実験的な、歪んだギターサウンドが特徴。そんな中で、 元々は1stに入る予定だったという「Here She Comes Now」が逆に異彩を放つ。 [ピックアップ]
Sister Ray The Velvet Underground B [総評]1969年。前作を最後にジョン・ケイルが脱退。 ルー・リード主導で制作されたこのアルバムでは、 前作と大きく異なり、 シンプルなロックサウンドが特徴。 実験的な曲は「The Murder Mystery」1曲に留まり、 「Candy Says」を始めとした穏やかな曲と、 「Beginning to See the Light」のようなオーソドックスなロック、 この2系統によって構成されている。 激しいサウンドの曲は無く、全体的に落ち着いたアルバムで、 穏やかな曲に佳曲が多く、アルバム全体の印象を決定付けている。 ドラマーであったモーリン・タッカーのヴォーカルをフィーチャーした 「After Hours」は隠れた良曲。 [ピックアップ]
Beginning to See the Light
After Hours Loaded B+ [総評]1970年。このアルバムを最後に主要メンバー全員が脱退、 バンド自体は1973年まで継続されるが、実質的なラストアルバムとされる。 前作まで、セールスとは無縁の存在であったが、 今作ではある程度市場を意識したサウンド作りがなされ、 1stや2ndに見られたような実験的、サイケデリック的な要素がほぼ無くなり、 明快でキャッチーなロックサウンドとなっているのが特徴。 「Who Loves the Sun」「Rock & Roll」など、 極めてオーソドックスなロックサウンドが堪能できる。 アルバムのラストを締めくくる「Oh! Sweet Nuthin'」はブルース調のメロウなナンバー。 [ピックアップ]
Rock & Roll
Oh! Sweet Nuthin' ←back |