METAFIVE

高橋幸宏・小山田圭吾・砂原良徳・TOWA TEI・ゴンドウトモヒコ・LEO今井からなるバンド。 当初はライブの為に結成された限定バンドだった。 YMOに縁の深い、錚々たるメンバーが集結したことで話題を集める。
META B+
METAHALF B-

META B+

[総評]
2016年。METAFIVE結成後初のスタジオ・アルバム。 メンバー全員が、作曲・プロデュース出来る能力を持つということもあり、 1人が楽曲のおおまかな骨格を形作った上で、 その他のメンバーがそれに肉付けしていく、という制作方法がとられた。 YMOと関係の深いメンバーが集まった事もあり、楽曲の至る所にYMOを感じさせる要素が散りばめられている。
バンド発足後初のスタジオアルバムということで、このメンバーでの制作方法を探る為の、 ある意味で小手調べ的なアルバムと言えなくもない。 それに加えて個性的なメンバーが集まっている点、特徴的な制作方法などもあって、 「METAFIVE」として独自の色はまだ薄く、 それぞれのソロ作品を素材とし、それらを細分化して高度に再構築したアルバム、という印象。

[ピックアップ]
Don't Move
★★★★★★★☆ 7.5

Luv U Tokio
★★★★★★★★★ 9

Whiteout
★★★★★★★★ 8


METAHALF B-

[総評]
2016年。 「META」発売後に行われたライブを収録したアルバム「METALIVE」を挟んでのミニアルバム。 もともとは一部の楽曲が「METALIVE」のボーナストラックとして収録される予定だったものが、 曲数が増えミニアルバムとして発売されるようになったという経緯を持つ。 そういったこともあり、アルバムとしては前作「META」の続編的な位置付けの作品。
前作同様、全員が少しずつ楽曲を肉付けしていく、という制作方法が採られた為、 よく言えばアルバムとして綺麗にまとまっており、悪く言えばそれぞれのアーティストの個性が足りない、 という前作からの特徴を引き継いでいる。 『このアルバムで一旦活動ペースを緩める』という発言もあるが、 これがラストアルバムになるならちょっと物足りなかった、という気がしないでもない。

[ピックアップ]
Musical Chairs
★★★★★★★☆ 7.5

Submarine
★★★★★★★★ 8

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