KOJI1200

ダウンタウンの「Geisha Girls」の成功を受け企画された、 テイ・トウワプロデュースによる今田耕司の音楽活動名。 今となっては両者ともに若干「黒歴史」扱いしている感はあるが、 サウンドプロダクションは秀逸でひそかに評価が高い。
アメリカ大好き! A-
Disgusting B+

アメリカ大好き! A-

[総評]
1996年。アルバムに先駆け発表されたシングル「ナウ・ロマンティック」は、 今田耕司本人の音楽的嗜好を踏まえた、ニューロマンティック的なサウンドが特徴であったが、 このアルバムではテイ・トウワのカラーが強く、 R&B、ヒップホップ的なサウンドが特徴 (なおこの翌年にテイ・トウワはR&B、 ヒップホップ色の強いアルバム『Sound Museum』を発表している)。
歌詞はもちろん、テイ・トウワのソロ作品「Luv Connection」をセルフパロディするなど、 ネタ要素の強いアルバムだが、サウンドは一級品で、テイ・トウワの才気煥発ぶりが表れた1枚。

[ピックアップ]
ナウ・ロマンティック(album mix)
★★★★★★★★☆ 8.5

ワインレッドの心
★★★★★★★☆ 7.5

ナイスアンドスロー
★★★★★★★★ 8

モダンナウ80'
★★★★★★★★ 8

ラヴコネクション - ジョイとコウジの国際電話
★★★★★★★☆ 7.5

ブロウ・ヤ・マインド - アメリカ大好き
★★★★★★★★★☆ 9.5


Disgusting B+

[総評]
1998年。 この頃になると、ほぼ同時期に活動していたGeisha GirlsやH Jungle等の芸人音楽ユニット同様、 KOJI1200も同じく下火になっており、 このアルバムを発表したもののあまり話題になることなく活動停止となった。 シングル発売された「Duet!」は「ナウ・ロマンティック」同様ニューロマンティック色の強いサウンド。 アルバム全体として、前作に比べるとR&B的要素は薄まり、テクノポップ色の強いサウンドが特徴。
タイトルこそ『Disgusting(「ヨゴレ」の意)』だが、クオリティの高いサウンドが並ぶ。 前作もそうだが、テイ・トウワの持つ音楽的素養が、 遊び感覚としてパロディ的に表出されることによって、 ソロアルバムには無い雰囲気の作品が仕上がっている、ような気がする。

[ピックアップ]
Duet!!
★★★★★★★★ 8

Love Me
★★★★★★★☆ 7.5

Happy (navigation version)
★★★★★★★★ 8

時間よとまれ
★★★★★★★★ 8


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