DJ Shadow

トリップホップと呼ばれるジャンルで活躍するアーティスト。 サンプリングを主体とした緻密なインストゥルメンタルが特徴だったが、近年はそのスタイルを変化させたサウンドを発表している。
Endtroducing..... B+
The Private Press C+

Endtroducing.....  B+

1996年。 トリップホップムーブメントの中に発表され、その完成度の高さから、あらゆる批評家に絶賛された。 ターンテーブルとサンプラーを駆使し、全編サンプリングによって構築された、サンプリングを駆使した作品の極北といえるアルバム。 今現在こういったインストゥルメンタルヒップホップ的なサウンドは目新しいものではないが、その始祖として絶大な影響力を持った。 アルバムのトーンとしては暗く重いもので、アンダーグラウンド的な雰囲気を強く醸し出している。
インストゥルメンタル・ヒップホップのオリジネーターとして、後に生まれた作品群に引けをとらない(むしろある意味、最初にしていきなり完成形が出てしまったとも言える)アルバム。

[ピックアップ]
Building Steam with a Grain of Salt
★★★★★★★★ 8

Changeling" / "Transmission 1
★★★★★★★★☆ 8.5

What Does Your Soul Look Like (Part 4)
★★★★★★★☆ 7.5

Midnight in a Perfect World
★★★★★★★☆ 7.5


The Private Press C+

2002年。 傑作と評された前作「Endtroducing...」と同様、サンプリングによって形成されるサウンドが特徴。基本的には前作の延長線上、というアルバムだが、大きくヒップホップ寄りだった前作に比べると、より多様化した印象を受ける。非常にアンダーグラウンド的だった作風はこのアルバム以降、よりポップな作風へと変化していくのだが、その過渡期に当たる作品と言える。
エレクトロニカっぽい作品やポップな作品が散見されるなど、多様化した印象を受けるが、あらゆる評論において多用されたフレーズを引用することでまとめられてしまう。「前作に比べると・・・」。

[ピックアップ]
Giving Up the Ghost
★★★★★★★☆ 7.5

Six Days
★★★★★★★★ 8

Monosylabik
★★★★★★★☆ 7.5

this? you? snuff? stay? i've? scale? circular? def?
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