ドクタースリーフでは計画を進めながらも悩むFの姿があった。 「・・・これで、いいのか」 「何いまさら悩んでるの、あなたらしくないわ。」 「そうか・・・ ・・・何か、外から足音が聞こえないか?」 「・・・敵軍かもしれないわね。計画はバレかけているのかもしれないわ・・・」 「クソッ・・・まとまった軍など・・・ ・・・しょうがない、一時的ならヤツを使うか。 ひもの、君を一時的に軍司令官としよう、 城の周辺の守りを固めてくれ」 「・・・銃が飢えている・・・ちょうどいい、行くとしようではないか」 「無駄事はいい、早くしてくれたまえ」 「チッ。」 舌打ちをすると、ひものは城の守護へと向かった。 城の窓から肘をついて高みの見物をするF。 「・・・危険な武器だな、全く。」 「そうね。」 二人は笑う中、城の下では戦闘が繰り広げられていた。 ひものが叫ぶ。 「何者だ!」 話しかけた相手は喋ることなく筆を振り始めた。 ・・・その絵は・・・闇を描いていた。 「バカな! 国王、応答してください!ノーパです!」 「容姿は?」 「茶髪・・・いや金髪か? 目ももちろん同色だ」 「・・・いにしえか 闇を使おうとも力はない! 追い払え。殺すなよ。」 「イエス アー。」 数発、弾丸を地面に当てた音が聞こえた後、 静かになった。 「・・・任務完了」 「よくやった。休んでなさい。」 「了解」 間を置いて、秋瀬が言った。 「・・・さっきは悩むなって言ったけど、正直私も悩んでるわ。 リザレクションはジワリジワリと発動するものだし・・・ いまならやめられるかもしれない。」 「・・・私はすでに罪人だ・・・」 「・・・あなたの目的は何なの?」 「・・・私以外に王は必要ない。闇で世界を覆いすべてを私の手に。 ・・・筆も、私の下に回ることとなる。」 「こんな荒いやり方することないじゃない、どうして・・・」 Fは髪を掴み歯を食いしばった。 ・・・髪を離し、首を振って髪を整え出て行こうとするF。 秋瀬は手首を掴んだ。 「私に嘘を・・・つくの?」 ・・・Fは唇を噛んだ。 ・・・そして、言った。 「・・・ぴかちゃうには・・・呪いがかかっているんだ・・・。 ずっと日の当たらない所にいると・・・凶暴化、大増殖を引き起こす・・・ ・・・シクッスは天候が悪い・・・つまり・・・ 最悪のシナリオを引き起こすんだ・・・」 「なんでそれを知らせなかったの!?」 「・・・知ったときにはもうすでに凶暴化の準備が出来ている時期・・・」 「そんな・・・ ・・・でもリザレクションには多くの犠牲者が出てしまうわ、そんな方法じゃなくてもよかったんじゃないの・・・?」 「凶暴化と同時にリザレクションは始まる・・・強い光にぴかちゃうは消える。 ・・・私は裏切って・・・ シクッスとアヤルバムスの友情物語に・・・消える。」 「・・・何で消える必要があるの!何考えてるの!おかしいよ!・・・」 「犯罪者の支配する国・・・それがドクタースリーフ。暖色を代表する国。」 「だからって死ぬ必要ないじゃない!」 「・・・消えるだけだ、死ぬんじゃない。 ・・・闇に消した父の下へ・・・行って来ようと思ってな。」 「・・・ドクタースリーフはどうするの?このまま誰かに預けるって言うの?」 「・・・任せた。 この事は、決して誰にも話してはならない。 ・・・犠牲も出さないつもりだ。怪我はヒール可能な怪我程度になる予定だ。 必要なことはすべて知っているだろ・・・」 「ええ・・・」 「・・・頭痛が・・・っ・・・」 「・・・どうしたの?・・・」 「はぁ゙ぁ゙っ・・・駄目だ・・・そっと・・・しといてくれ・・・で・・・出て行け・・・」 秋瀬は黙って出て行った。 倒れる音がしたが、王室には戻らなかった。 Fが拒む理由も、秋瀬は察してはいた・・・ 実際見はしなかった。 時計は針を進め続ける。時は常に動く。 ・・・Fは一刻一刻と、死に近づいていた・・・ ----------------------------------------- ----------------------------------------- これまた長ったらしい。(何 恐らくこの計画を順調に進行させてF消すと思います。 死ぬときも私が書きたいとか思ってます。